海のアリア(文庫版全2巻)

海のアリア (1) (小学館文庫)

海のアリア (1) (小学館文庫)

『海から還った少年は奇跡の楽器になっていた』という帯に偽りはないのですが、”人間の機能はそのまま残っている楽器”なので、絵的にはものすごく普通です(正直もっとシュールなのを期待していた)。

SF的な要素はあるにはあるのですが、例えば「バルバラ異界」のように圧倒的なスケールで魅せるようなものではなく、幻想系のまったりとしたタイプ。個人的には学園青春モノという印象の方が強いです。

”楽器とは何なのか”という最大の謎はわりと早い段階で解けてしまい、その後は主人公のアベル(地球人)ではなくアリアド(宇宙人)を中心に物語は進んでいくのですが、ここでアリアドに対して可愛さを感じられるかが評価の分かれ目なのかなあという気がします。

★★★★★


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