闇の左手

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

異世界を舞台にした物語の質は、作者がどれだけ文化人類学的な素養を持っているかによって大きく左右される。その点でル・グィン以上の書き手はいない。

惑星「冬」に住む人間は、一定の周期で男女の性別が入れ替わる。衣食住や宗教どころか、人々の認識が根底から異なる世界。それに確かな現実感・説得力を持たせるル・ヴィンの筆力には驚嘆するしかない。

★★★★★