高い城の男

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

もし第二次世界大戦で枢軸国側が勝利していたら……という設定の並行世界の物語。かなり日本文化がフィーチャーされていて、主役の一人が日本人だったり、ヒロインが柔道のインストラクターだったり、短歌が詠まれたりする。登場人物が誰も彼もしょっちゅう易経をしている様子を見て、もしかしたらトンデモなお話なんじゃ……と思いきや、非常に抑制がきいたマトモな話である。

話の内容とは関係ないが、ハヤカワから出ているディック作品のカバーデザインは、どれもシンプルで抜群にセンスがいい。

★★★★★